カリスマキャバ嬢の仕事術を徹底解説〜接客編〜

突然ですが皆さんはこのお方をご存知でしょうか?

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彼女は主にTwitterにて夜のお仕事に非常に役立つノウハウを発信してくださるお姉さまです。

私のことを知っている方なら夜神つかささんのことは当然ご存知ですよね。

 

ここで皆さんに考えてほしいことがあります。

キャバクラのホステスとして成功している人は全体の何%でしょうか?

成功の定義にもよりますが、恐らく全体の3%未満でしょう。

ではその3%のうち仕事術を公開してくださる方はどのくらいいるのでしょうか?

さらにその上で文章が上手な人は……?

このことを考えると彼女のようにノウハウや成功体験を公開してくれる方は非常に貴重なわけなのです。

今回のブログでは、夜神つかささんがキャバキャバにて執筆されたコラムの内容を紹介・解説させていただきます。

貴重な文章をぜひ1文字残らず味わってくださいませ。

 

①お客さんの言動から本音を察する

親友や恋人など気の置けない近しい間柄であっても、本音ばかりを言葉としてぶつけられる機会は割と少ないですよね。

「キャバクラで出会った初対面の男女間」においては、ことさら本音ばかりが出てくる会話になど、そうそうならないもの。

 

そんな中、コミュニケーションが不得意なキャストさんが陥りがちなのが、「お客様の言うことをすべて真に受けてしまう」こと。

水商売営業では「顧客のニーズ」をいち早く読み取る能力がなによりも大切です。
しかしお客様がつねに「今日は優しくされたい」「悩みを聞いてほしい」「ストレス発散に盛り上げてほしい」などと、ストレートに感情やニーズを表現・指示してくれることはありません。

 

いじけてかまってほしいときに「ブス」と当たって来られたり、よその女性関係で嫌な思いをしたためにべた褒めや過剰に口説いてきたり。

発言や行動と「根本のニーズ」にズレが生じていることは、実はとっても多いのです。

 

耳で聞いた情報だけをうのみにせず、そのお客様が「なぜそれを言うのか」「なぜそのような行動をとるのか」を先回りして考えるようにしましょう。

お客様の感情を読み取れるようになるには、どうしても経験量が不可欠になります。

夜神つかさの水曜も夜ふかし|第十一夜【キャバクラ営業を有利にする!知っておくべき3つの真実】 | キャバクラ体入・求人バイト情報|キャバキャバ

つまりこれはどういうことかというと

👨🏻「お前ブスだな」

と口では言っていても本音ではそう思っておらずイライラを誰かにぶつけたいだけの可能性もあるということです。

その場合のキャスト側の正しい対応は、ブスに対する切り返しではなく、イライラを誰かにぶつけたいことへの思いやりになります。

👨🏻「お前ブスだな」(イライラを発散したい)

👱🏻‍♀️「えー!ひどい!そういうこと言っちゃダメですよ」

⭕️

👨🏻「お前ブスだな」(イライラを発散したい)

👱🏻‍♀️「え!めっちゃ毒吐きますね!なんか嫌なことでもあったんですか?」

👨🏻(イライラしていることを聞いてくれるのかな?)

 

👨🏻「今夜ヤラせてよ」(男としての自信がほしい)

👱🏻‍♀️「え〜…ちょっと無理かな」

👨🏻(やっぱりオレってモテないんだな)

 

⭕️

👨🏻「今夜ヤラせてよ」(男としての自信がほしい)

👱🏻‍♀️「え〜…タナカさんは他にもたくさん女いるでしょ?やきもち妬くからやめとく」

👨🏻(断られたけど悪い気はしないな)

このようにお客さんの本音を見つけることができる人は一目置かれて記憶に残りやすくなることでしょう。

 

え?そんな難しいことできないって?

たしかにこれは難しいですね。ある程度の経験も必要です。

これを練習したり上手になったりするためにはとにかくお客さんの言葉でよく分からなかったことをメモしておくこと。そしてどういった心理で言ったのかを考えてみる。

というように試行錯誤して、どんな対応が正解だったのかを覚えていきましょう。

 

風俗での応用編

👨🏻「今度、お店抜きでデートしようよ」

(男としてアリと思われたい)

👱🏻‍♀️「いいよー!どこに行きたい?」

👨🏻「六本木の美味しいフレンチに連れてってあげるよ、いつにしよっか?」

👱🏻‍♀️「えー!嬉しい!私、モテるから3ヶ月待ちだけど大丈夫?」

👨🏻(もう少し頑張れば店外いけそうだ。いや、デートコースで指名した方が早いか?)

 

②悪いお客さんこそ優良顧客である

さて、舞台はとあるキャバクラ・・・。

フリー1名でお客様が入店されたようです。

 

A子「こんばんは」

客「太めの子だね、細い子のほうがいいなあ」

A子「ひどい・・・本当に気にしてるんです」

客「一応客だからねえ」

A子「わたしも何もしてないわけじゃなくて、努力はしてるんですけどね」

客「・・・そうだねごめんね(お金払ってるのにつまらないなあ)」

 

 

C子「お隣失礼します」

客「太めの子だね、細い子のほうがいいなあ」

C子「わかった痩せる!そのかわり・・・痩せて綺麗になったら指名候補にしてくれる?」

客「ほんとに痩せられるの〜?」

C子「うん!痩せたら責任とってね♫証拠写真送る用に連絡先教えて!」

客「いいよ(全然タイプじゃないのになんだか気になる・・・)」

 

お酒の席でキャストに悪意をぶつけやすいお客様というものは、他店やプライベートでもそれをやってしまいがちです。

そんな毎日を過ごす中で一人でもネガティブをポジティブに変換できる女の子に出会ったら、そのお客様はずっと離れない熱烈なファンになってくれますよ。

だって、どこにいっても悪者扱いされてしまっているんですもの。

この世で数少ない味方になれるということなんです。
ライバルがいない、他に浮気される可能性も少ない、自分だけを味方だと思ってくれる・・・

そんな優良顧客に変換することができるので、私は悪意多めのお客様が大好きです。

どんなキャストからも好かれるお客様を顧客にしようとするよりも、指名を返すのがずっと簡単だったりもします。

夜神つかさの水曜も夜ふかし|第二夜【お客様を「悪者」にするキャストは一生売れないからね】 | キャバクラ体入・求人バイト情報|キャバキャバ

女性に対して悪態をつくお客さんは他の女性たちにも当然嫌われやすいです。よってお客さんが他の女性たちから受けるサービスの質も落ちます。

つまり悪態をついてくるお客さんほど少ない労力で指名客になってくれるのです。

良いお客さんと悪いお客さんのどちらにも対応できる術を持っていると最速で人気になることができますね。ただし無理は禁物ですよ。

 

風俗での応用編

👨🏻「君、可愛くないね。写真と違う」

👱🏻‍♀️「でもAVと一緒で多少可愛くない人のほうが興奮するでしょ?笑」

 

👨🏻「君、可愛くないね。写真と違う」

👱🏻‍♀️「む!カチンときましたよ!3回だすまで今日は帰しませんからね」

 

③痛客は自分のせい?

好意の返報性とはまったく逆の心理作用に「嫌悪の返報性」があります。

コレは相手に嫌悪を向けると、その相手もまた嫌悪を感じ同じ感情を返してしまうという作用。

 

ここで気を付けていただきたいことがひとつ!

嫌悪の返報性に該当してしまうのは「あからさまな嫌悪の態度」だけではないということ。

 

たとえば人見知りなキャストさんがおどおどした態度を取ってしまったり、自らをコミュ障だと名乗ってしまうなどは少し危険。

お客様が「居心地が悪いな・・・」と感じたときも、嫌悪の返報性として返って来てしまいやすいのです。

 

接客に慣れていない間はとくに、つい消極的な態度を取ってしまったり、コミュニケーションが得意でないことをあらかじめ伝えてしまったりのケースを見ますので、気を付けてみて下さい。

夜神つかさの水曜も夜ふかし|第十五夜【今日からすぐに!接客中簡単に起こせる心理作用】 | キャバクラ体入・求人バイト情報|キャバキャバ

お客さんを前にして気まずいな…と思ってしまったりお客さんへの無関心を示してしまうとお客さんの期待値が一気に下がってしまいます。

期待値が下がるとどうなるのか?

もう二度と会うことがないと判断されてしまうとイライラの捌け口にされてしまったり、チェンジということにもなりかねないわけです。

この件について、皆さんがよくやりがちなミスを紹介します。

それは当たり障りのない質問をしてしまうこと。

例えば、美容院にいったとき

「今日お休みなんですかー?」

「この後どこか行かれるんですかー?」

といったような質問されますよね?

皆さんはこの質問に対してどんな印象を受けますか?

“私に興味がないから当たり障りのない質問をして時間を繋ごうとしているんだな”

と私は感じてしまいます。

つまり、興味がないことが伝わってしまい嫌悪の返報性が起こってしまう可能性があるということです。

ではどんな質問を用意しておけばいいのか?

どうしても質問に困ったときは、キャバクラならキャバクラについての話題を用意しておきましょう。

キャバクラによく行く人ならキャバクラのことは喜んで話したいですし、キャバクラに普段行かない人はキャバクラに対しての期待や憧れを持っている可能性が高いです。

質問に困ったときは、「お休みかどうか」とか「仕事終わりかどうか」とかよりも「キャバクラの話題」がオススメですよ。

 

風俗での応用編

当然風俗でも嫌悪の返報性は起こります。ただ会話以外にも頼れる武器があるのが風俗の良いところです。会話が続かないなと感じたら“シャワーにいく”もしくは“キスする”というようにプレイに持ち込んでいきましょう。

また、みんなに満足のいく接客ができないと感じたなら嫌悪の返報性を起こさないようにお休みするのも一つの手です。

 

④良客を作り上げる

水商売営業ではお客様にはつねに「優しいね」「紳士的ですね」など、ポジティブな言葉を投げかけてあげてください。

ポジティブなラベルを貼る作業です。

ラベリング効果により「優しくならないと」「紳士的でいないと」という意識が芽生えます。

 

これ・・・たとえ相手の本質が粗暴だったり紳士的でなかったとしても、「期待を裏切ってはいけない」「がっかりさせてはいけない」という意識が働くので、だんだんと貼ったラベルの人間性を目指してくれるようにもなるのです。

素敵なお客様と出会う低い確率を待つよりも、キャスト自身が素敵なお客様を作り上げてしまうほうが効率的かつ早いですよ。

 

お客様「どうも」

夜神「あ・・・お酒飲めるコのほうが好きなタイプだ?」

お客様「飲めないコより飲めるコのほうが好きだね、なんでわかるの?」

夜神「そんな雰囲気がしたから♪何かご馳走になっていい?」

 

このように相手の内面や個人情報を知る前に、こちらから勝手な意識のラベルを貼りつけてしまうのです。

実際自分がお客様の好みや希望に合わなかったとしても、ラベリングをされることでお客様はなんとなく意識し始めてしまう・・・という心理効果が発動します。

夜神つかさの水曜も夜ふかし|第七夜【指名率を底上げする「人を動かす」心理学】 | キャバクラ体入・求人バイト情報|キャバキャバ

このようにお客さんへの印象は言ったもん勝ちです。勇気を出して先手を打つことでお客さんの行動の主導権を握ることができます。

 

風俗での応用編

👨🏻「こんばんは」

👱🏻‍♀️「こんばんは!お部屋あっためてくれたんですね!優しいってよく言われませんか?」

👨🏻(期待を裏切らないようにしよう)

 

👨🏻「今日は気を使わないでゆっくりしていってよ」

👱🏻‍♀️「優しいですね!きっとエッチも優しくて女の子にモテるんじゃないんですか?」

👨🏻(下手と思われないようにしよう)

 

⑤連絡先交換で一石二鳥を狙う

いつの間にか「連絡先は必ず席を抜かれたタイミングで」という意識を強く固めてしまうキャストさんがいます。

席を抜かれるタイミングで連絡先を聞くキャストさんが多いため、お客様の中には「仕事だから聞いてくれるのか」「営業臭を感じる」ととらえる方も少なくありません。

 

お客様「趣味は釣りだよ」

B子「釣りはしたことないけど興味ある!海釣り?川釣り?」

お客様「海メインだね」

B子「釣った魚の写真見たい!送って~!」

お客様「たしかフォルダに保存してたなあ」

B子「それLINEに送って♪」

スタッフ「B子さんお願いします」

B子「えーまだ交換できてないし、釣りの話もっとしたいからいてもいい?」

夜神つかさの水曜も夜ふかし|第十三夜【成功率9割超!?連絡先交換のヒケツ】 | キャバクラ体入・求人バイト情報|キャバキャバ

みんなと同じタイミングで連絡先を交換しようとしても

“義務感で交換している”

“嫌々営業のために交換している”

という印象がお客さんに伝わってしまう可能性があります。

(実際、そんな気持ちで交換している人は多いのではないでしょうか?)

ここで③で紹介した嫌悪の返報性を思い出してみましょう。

お客さんに「嫌々LINEを交換している」と思われるとお客さんからも嫌われやすく来店には繋がりにくくなります。

そこでみんなと違うタイミングや理由をつけてLINEを交換することでお客さんに特別感を与えることができます。

お客さんに特別感を与えるとどうなるのか?

そう、お客さんも自分のことを特別扱いしてくれる(来店に繋がりやすくなる)のです。

ベストなタイミングで連絡先交換を行うことで顧客を増やせるだけでなく、特別感を与えることもできる。まさに一石二鳥ですね。

 

風俗での応用編

風俗だとそもそもLINEを交換する人が少ないのでLINEを聞くだけでも特別感は与えられます。

ただ、高級店になるとLINEの交換をしている人は多いのでタイミングに気をつける必要があります。

大半の方は、帰り際に交換しているので差別化を狙うなら一回戦が終わったところや話が盛り上がったときに理由をつけて交換するのが良いですね。

 

まとめ

①お客さんの言動から本音を見つける

②悪いお客さんこそチャンス

③お客さんを嫌うとお客さんに嫌われる

④お客さんに期待することで主導権を握れる

⑤連絡先交換は特別感を与えるチャンス

 

おわりに

人気の女の子ほど今回のブログで解説したように接客を深く考察して自分なりに使いこなしています。

③・④でお客さんを痛客化させない

①で楽しい時間を作り出す

⑤で特別感や運命的な出会いをアピール

お客さんにまた会いたいと思ってもらう

これが基本的な接客の流れです。

 

今回は接客編について解説しました。

次回はLINE編について解説しますのでお楽しみに!

 

引用させていただいた夜神つかささん、キャバキャバさんありがとうございました!