ガシマンをやめさせる暗示力(暗示大全)
写メ日記やTwitterで
「ガシマンはやめて!」
と発信している女性をよく見かけます。
その度に
それって、効果がないどころか逆効果だよ…
と残念に思ってしまいます。
痛いことをされたくないお気持ちは分かります。
しかし、自分の伝えたいことがそのまま伝わるとは限らないのです。
ではどう伝えたらガシマンをやめてもらえるのか。
それを今回のブログで解説します。
今回のブログでは、内藤誼人さんの著書「暗示大全」から内容をピックアップ。そして風俗の仕事に使える暗示とついやってしまいがちな逆効果な暗示を解説しました。
〈要約編〉(本書からの引用)
なぜ暗示を使う必要があるの?
暗示と密接な関係がある「無意識」について少しだけ、説明しておきましょう。
人の心には「意識」と「無意識」の部分がある。
繰り返しますが、この無意識に影響を与えるのが、暗示です。
暗示は、さりげない言葉や仕草、サイン、合図で示すことが主であり、「勉強しなさい」「片付けなさい」などといった、直接的な指示・命令は暗示になりません。これは意識への働きかけに過ぎないため、ときには反発を招いてしまい、相手の行動を変えるまでに至りません。
一見、わかりにくいからこそ、拒絶することなく受け入れてしまい、じわじわと効いていく、それが暗示の特性です。
なお、意識と無意識が葛藤した時、必ずといっていいほど、無意識の力が勝ります。(p22〜24)
→直接的な言葉よりも、間接的で相手の無意識に働きかける暗示の方が効果が強い。
ダイエットでよくされがちな失敗
「もう○○しない」と言う禁止の暗示も、なかなかうまくいきません。
「もうお酒は飲まない」
「もう食べ過ぎない」
「もうタバコは吸わない」
「もう遅刻はしない」
これらの暗示は、おそらく失敗するでしょう。
何かを禁止しようとすると、その禁止しようとしている、まさに「その何か」のことが頭に浮かびやすくなってしまうからです。
肥満であることを気にして、「もうお菓子なんて食べない!」と決意した女性がいるとしましょう。
ところが、残念ながらそのような決意はそんなに長く続かないと思います。お菓子を食べまい、食べまい、と思えば思うほど、「お菓子が食べたい」という気持ちが強くなり、そのうち誘惑に負けることになります。
では、ダイエットしたいのなら、どのように暗示をかけるといいのでしょうか。次のようなセリフで自己暗示をかけるのがいいとのことです。
「野菜が大好きで、野菜をたくさん食べたくなる」
「ほんの少し食べたら、すぐお腹いっぱいになる」
「食べたら、体を動かしたくなる」
こういう暗示の方が、ダイエットを成功させることができるそうですよ。(p86〜87)
→禁止の暗示は逆効果なので使わないようにする。ダイエットを成功させたいなら“痩せる行動”を思い描くとよい。
簡単にやる気が出る暗示ってある?
「どうも仕事に身が入らない」
「何に対しても意欲的になれない」
そんな悩みを抱えているのであれば、ぜひ試してもらいたいテクニックがあります。それは、頑張っている人をこっそりと眺める、と言う方法。
サッカー日本代表の元キャプテンとして活躍した長谷部誠さんの著書『心を整える。』によると、心に迷いが生まれたときには、身近なところで頑張っている人を意識的に目にするようにしているといいます。真夏の炎天下で、工事現場で働く人を眺めたりしているというのです。
これは心理学的にいっても、よいアイデアですね。
「モデル」(見本)になる人間を眺めていると、私たちは、無意識のうちに、そのモデルと自分自身とを重ね合わせるのです。そして、モデルの行動を自然に真似するようになります。
モデルとなる人物が頑張っていれば、自分も同じように頑張ろうと言う気持ちになるのです。これを「モデリング効果」と呼びます。(p127〜128)
→見本となる人物を眺めるだけでもやる気を出すことができる
他人を簡単にコントロールする方法ってある?
「あなたって、こういうタイプよね」
こんなふうに言われると、たいていの人は、「そんなものか」と素直に受け入れてしまいます。
拍子するほどたやすく、他人の言いなりになってしまうのです。
一見すると何気ない語りかけですが、これは、人の心をつかむための暗示的な話し方のひとつです。
心理学では、相手にどんなラベルを貼っても、たいていはうまくいってしまうことが知られており、これを「バーナム効果」といいます。
私たちは自分のことを一番よく知っているようでいて、実のところ、あまりよくわかっていないものです。
「自分は何者なのか」ということを、しっかりと認識している人は、そんなに多くありません。そうした心の隙をつくことで、人の心に入り込み、操りやすくなるのです。(p152〜p154)
→人は意外と自分のことをしっかり認識していない。相手の印象を勝手に決めつけることで簡単に人はコントロールできる。
暗示をするときに注意すべきことは?
暗示をかけるときは、相手を喜ばせたり、自尊心をくすぐったりするようなプラスな内容であるほど、受け入れられやすいことがわかっています。
逆に相手をけなしたり、不愉快にさせたりするような内容だと、受け入れられにくいことがわかっています。
私たちは、言われて嬉しいことであれば受け入れますが、耳に痛いことや、あまり聞きたくないようなことについては、知らないうちに拒絶してしまうところがあると言えるでしょう。
人に暗示をかけるときには、できるだけポジティブな表現を心がけましょう。ネガティブな表現だと、心理的に拒否される可能性が高いからです。(p203〜204)
→ネガティブな表現の暗示は、拒絶されてしまうのでかかりにくい
簡単に使える暗示のテクニックその1
たとえ生まれつきの性格が冷たい人でも、「あなたって、ものすごく心が温かくて、親切な人なのね」と言われたら、少なくともそう言ってくれる人に対しては、冷たい態度を見せることができなくなるでしょう。
なぜかというと、私たちには、他人に期待されている行動をとりたい、と言う気持ちがあるからです。
これは、たいていだれにでも当てはまります。
これをラベリング効果といいます。(p210〜212)
→人は期待に反した行動は取りにくい
簡単に使える暗示のテクニックその2
私たちは、「他の人たちもやっている」「みんなが選んでいる」といった言葉に弱いことが知られています。
「みんな」と言う言葉を聞くと、つい「それじゃ、自分も・・・」と無意識に思ってしまうようなのです。
他人に暗示をかけるときに、魔法のような効果を発揮するのが「みんな」と言う言葉であることを覚えておきましょう。(p216)
→他の人もやっているという内容は人の行動に大きく影響を及ぼす
〈要約編まとめ〉
①暗示は強い効果で人の行動を変えられる
②禁止の暗示は逆効果である
③見本となる人物を眺めるだけでもやる気を出すことができる
④印象を勝手に決めつけることでコントロールができる
⑤暗示はポジティブな内容で行う
⑥期待を伝えて暗示する
⑦「みんなもやっている」と暗示する
〈応用編〉
風俗の仕事に使える暗示とついやってしまいがちな逆効果な暗示
《自分への暗示》
①ダイエットをしたい
【良い例】
・なりたい体型の人を毎日見る
・ダイエットに成功した後の自分をイメージする
・ダイエットに必要な行動を考える
【逆効果な例】
・食べてはいけないと考える
②仕事を休まないようにしたい
【良い例】
・目標の人を思い浮かべその人がどう行動しているか考える
・出勤したらどんないいことがあるか考える
【悪い例】
・当欠したらダメだと思い込む
《写メ日記に使える暗示》
ガシマンをやめさせたい
【良い例】
・優しくプレイしてくれた人を褒める
→他のお客さんも優しくしてくれるだろうという期待のアピール
・ガシマンに関しての投稿を増やす
→みんな優しくしてくれるということをアピールする
【逆効果な例】
・「痛いことはやめて」と伝える
《接客に使える暗示》
ガシマンを予防したい
【良い例】
・お客さんの優しさを感じる度に褒めてガシマンをしづらい雰囲気を作る
・「エッチ上手そう」と期待をする
【逆効果な例】
・痛いことは嫌いと伝える
〈おわりに〉
みなさまお疲れ様でした。
今回のブログの内容は、頭で考えることが多くなかなか難しかったのではないでしょうか。
しかし、一度覚えてしまえばあとは繰り返し使うだけ。優秀な私のブログ読者の皆様ならきっと大丈夫。すぐに覚えられます。
そしてぜひ自分やお客さんに対して暗示を使ってみてください。絶大な効果が実感できるはず。
今回はガシマンを例に解説しましたが、店外の誘いの予防やその他の行為をやめさせることにも暗示は応用可能です。
「こんなことをやめさせたいのだけど…」
と困っている方はぜひ私にご相談くださいませ。
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今回のブログはここまで!
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次回のブログもお楽しみに!