エンリケさんの人生成功の秘訣(億稼ぐ接客術)

2006年18歳(1年目)月給27〜89万円

2007年19歳(2年目)月給27〜133万円

2008年20歳(3年目)月給47〜74万円

2009年21歳(4年目)月給38〜82万円

2010年22歳(5年目)月給47〜115万円

2011年23歳(6年目)月給60〜108万円

2012年24歳(7年目)月給68〜200万円

2013年25歳(8年目)月給72〜252万円

2014年26歳(9年目)月給131〜560万円

2015年27歳(10年目)月給182〜987万円

2016年28歳(11年目)月給323〜1343万円

2017年29歳(12年目)月給344〜2384万円

2018年30歳(13年目)月給432〜4260万円

2019年31歳(14年目)月給1085〜1億円超

 

これは名古屋の伝説のキャバ嬢エンリケさんの公開した14年間の給料一覧です。

彼女はどうやって伝説のキャバ嬢になったのか。

今回のブログでは、エンリケさんの著書「億稼ぐ接客術」から

彼女の5つの神業

を紹介します。

そして、彼女の神業を

風俗のお仕事に応用できるようアドバイス

しました。

〈解説編〉

①「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」の決断力

シャンパンタワーをやってみたいとあるお客様に素直に話すと、こんな提案をしてくれた。

「君、子供の頃ピアノ習ってたんでしょ。だったらビリージョエルの『ニューヨークの想い』を弾いてみて。ちゃんと弾けたらいいよ」と。

もう10年以上ピアノに触ったこともない。だからあんな難しい曲が弾けるわけがない。でもここで出来ないと言えば、シャンパンタワーは実現しない。だから私は「弾いてみせる!」と断言してしまった。

言ってからちょっと後悔する。だって、誕生日まで2ヶ月で弾けるようにならないといけなかったから。

それからは毎日早く出勤して、お店にあったピアノで猛練習を始めた。(p60〜61)

一般的な方が無理難題を要求されたとき、どう考えるでしょうか?

「自分にできるかな?」「間に合うかな?」

「もし失敗したらどうしよう」

一方、エンリケさんは

できる前提で

物事を考えます。

「成功させるにはこのくらいの練習が必要だな」

「そのための時間を作るには毎日○時間空けないと」

結果、見事チャレンジを成功させたエンリケさんは初のシャンパンタワーをしてもらうことに。

 

お客さんからの要求は、失敗しても死ぬわけではありません。自分が大恥をかくか嫌われるだけです。

まだ手にも入れてない成功を失うのが怖くてチャレンジを止めてしまうのはもったいないと思いませんか?

 

②非凡な観察力

せっかく来てくれても、中には何か気に入らないことがあったのか不機嫌そうな顔で「帰るわ」というお客様もいる。

そのまま帰してしまったら、次はないでしょう。

だから私は帰る前に仕掛けるようにしていた。

基本的にお客様の満足度はお会計の仕方でわかる。

あ、まずいなと感じたら、それまでついていた女の子を変えて、別の子を呼んだりして場の空気を変える。自腹で1本20,000円のシャンパンを出したこともある。

それで「飲み直しましょう!」というと、機嫌が直ることもある。

そうやって具体的にお詫びの気持ちを表現すると、だいたい「もう少し飲もうかな」となって、フォロー出来る。

重要なのは、そのまま帰してしまわないこと。どんな時も、できるだけ満足してもらうようにしていたかな。(p108〜109)

 

私は砕けた名古屋弁キャラだったけど、みんなに「エンリケでーす!」と言っていたわけじゃない。相手を見て使い分けていた。

経験から言うと、お客様のタイプは大きく3種類に分かれる。

また、これら3つのタイプが複合している人もいる。

会話する中で、違うなと思ったらその都度、軌道修正をする必要がある。

「傾向と対策」みたいに捉えてもらうといいと思う。(p130)

 

私は、すべてのお客様に同じようなメッセージを送るのではなく、タイプによって、送るタイミングから文面まで、細かく気を使って変えていた。これは14年間のキャバ嬢人生から習得した独自の方法で、現役を引退した今だからこそ話せること。

あくまでエンリケ流だけど、応用できることもあると思うから、参考にしてみてね。(p204〜205)

怒っているお客さんへの対応

【売れてないホステス】

怒っていることに気づかない

【売れているホステス】

怒っていることに反省しなぜ怒らせてしまったかを考え次回に活かす

エンリケさん】

怒っていることを察知し、怒ったままでは必ず帰さない

この違いをご覧いただければエンリケさんのスゴさが一目瞭然です。

恐るべき観察力と行動力。

またその観察力から分析したお客様のタイプを分けてそれぞれに適した接客やメッセージを作成するのも努力家タイプのエンリケさんならではの神業です。

これをアルコールが入った状態で行うのは至難の業なのです。

 

③余裕ある断り力

たとえば「この後、ホテルに行こうよ」とド直球を投げてきた人もいる。そこでキッパリ断ると、露骨に機嫌が悪くなって、もうお店に来なくなる。

それでは売り上げにつながらない。困ったもんだよね。

だから断り方も大事。

基本的には「この後予定があるので」とはぐらかしていた。「今日は生理なの」と言ってもいいし。

でも、いつなら予定がない? 生理じゃない? と正直きりがない。

真面目に付き合いたいと言われたら、

「告白してくれて嬉しい!でも今は仕事が一番いい時期でナンバーワンを目指したいの。応援してほしい。落ち着くまで見届けてほしい。落ち着いたら考える」と答えていた。

「付き合えないから!」とはっきり断っちゃうとお店に来なくなって、売り上げにならなくなる。

だからそこはうま〜くかわしていた。キャバクラは夢を売る仕事だから、夢は打ち砕かないのがルールだしね。

色恋を断るのは、はっちゃけキャラになってからは断然ラクになった。

「彼氏はいるの?」と聞かれたら、

「日替わりで月火水木といて、金曜なら空いているけど、どう?」

と返したり、

「付き合って」と言われたら「私、結構臭うけど大丈夫?」と返したりすると、笑って終わる。(p112〜113)

なぜお客さんに対して断り上手である必要があるのか?

一番の理由は

断ること=あなたがダメ(嫌い)だから断ってる

勘違いしてしまうお客さんが多いから

です。

お客さんは自分のことが嫌いなキャストをわざわざ指名はしません。

そう思わせないために

断る理由を説明したり、冗談半分であしらう

のが正しい断り方です。

お客さんには

好きかどうかわからない/嫌いかどうかわからない

という認識でいてもらうのが最も指名に繋がります。

 

④会話の引き出し力

くれぐれも、初めてのお客様をつかまえたいからって、お客様の情報をガツガツ聞かないこと。引かれてしまうから。

相手の気分を害さない、自然な会話が大切。

初対面のお客様と打ち解けるために私がよく使っていたのは、地元の話を聞くこと。

たとえば千葉県から来た人なら、「千葉って何が名産なんですか?」とか「千葉で美味しいお店を教えてください」と聞いてみる。

たいてい地元のことが好きな人が多いから、みんな喜んで話してくれる。場は和むし、後々すごくためになる。

これを重ねていくと、様々な土地についての知識が広がっていく。そうすると、次に初めて千葉から来た人に

「千葉といえば、●●というお店が有名なんですよね?」と言えるし、「え?なんで知っているの?」とその人との距離がグッと縮まったりする。(p141)

 

来店する度に同じようなことばかり質問したら失礼だし、相手もつまらない。

だから私は2度目に来店して下さったお客様とは、前回話したこととつながるように意識していた。

そのために私は、その人の趣味、好きなお酒などはなるべく覚えるようにして、日記にメモしていた。

そうすることで、たとえば前回「今度、イタリアに行くんだよね」と話していた人が来たら「イタリア、どうでした?」と聞けばスムーズに入れるし、話した内容覚えていると喜んでもらえる。

生きていれば必ずその人なりの出来事や変わったことがあるはずだから、そういう接点を共有するようにしていた。これを重ねていくことで、その人との信頼関係が深まるし、常連さんになってくれる率が高くなる。

かといって、会話の内容や好みを全部覚えていくのは難しい。だから、LINEで御礼メッセージを送るときに「イタリア旅行、楽しんできてね」と、その人との記録が後で思い出せるように何らかの“痕跡”を残しておくことを意識していた。(p148〜149)

やはりキャバクラのメインディッシュは

会話

でしょう。

エンリケさんの真髄も会話です。

お客さんを喜ばせつつ、自分の会話の引き出しも増やしていく話題の選び方はまさに神業と呼ぶに相応しいでしょう。

 

⑤勇気あるブランディング

インスタを始めてからは、お客様とのツーショットを載せるのはシャンパンをおろしてくれた人に限ると言うルールを作った。

そこにはシャンパンのオーダーを増やしたいという狙いもあったけど、誰でも載せてしまったらシャンパンをおろしてくれた人に悪いと言う気持ちがあったから。

そうしているうちに、だんだん

エンリケ=シャンパン」

のイメージが広まり、インスタに載せてもらいたいから、お店に来てシャンパンをおろしてくれるという人も増え始めた。

そんな感じで、気がつけばどんどんシャンパンが出るようになったんだよね。(p194〜195)

エンリケさんもきっと

シャンパンだけインスタに載せて嫌なやつだと思われないかな?」

と考えたと思います。

しかし、彼女は

お店に来てくださってるお客様の尊重を優先

してシャンパブランディングに踏み切ります。

 

誰にも嫌われない人は、誰にも好かれません。

誰にも嫌われない個性は、誰にも好かれない個性です。

嫌われてもいいから、自分のやりたいことをやってみませんか?

 

〈解説編まとめ〉

①やるかやらないかの決断力

②非凡な観察力

③余裕ある断り力

④会話の引き出し力

⑤勇気あるブランディング

 

〈応用編〉

エンリケさんの神業を風俗のお仕事に活かす方法

①本番や店外の上手な断り方

前述した通り

断るときに一番意識してほしいことは

「オレのことが嫌いだから、断っているんだな」

と思わせないこと。

例:本番の断り方

👨🏻「本番したいな」

👩🏻「もっと上手に口説いてくれたらいいよ」

👩🏻「この時間内に3回イカせてくれたらいいよ」

👩🏻「私たちまだ付き合ってないよ?」

例:店外の断り方

👨🏻「お店通さずデートしない?」

👩🏻「もっとロマンティックに誘ってくれたらいいよ」

👩🏻「私、付き合ったらすごくお金かかるよ?」

👩🏻「私の一番のお客さんになったらデートしてあげる」

 

②風俗で話すべき会話

エンリケさんのノウハウを参考にすると

お客さんが喜ぶ&自分の会話の引き出しが増える

という条件の話題を選ぶべきでしょう。

もちろん出身地の話題もよいと思います。

私の考える最も風俗で話すべき話題は

他の女の子の感想

です。

👩🏻「前はどんな子指名してたの?どうして指名しなくなっちゃったの?」

男性は

“ヤッた(手に入れた)女性のことを自慢しがち”

な生き物です。聞いてもないのに元カノの話をされた経験はありませんか?

それが男性の習性なのです。

つまり過去の女性遍歴は男性にとって喋りたい話題。

そして

過去どんな子を指名してたか

なぜ指名をしなくなったか

を聞くことで

その人にどんな接客が適しているのか

が分かるようになります。

よって他の女の子の感想は風俗で話すべき話題に適しているでしょう。

またお客さんの感想を集めていくうちに

風俗に来る男性の心理が読みやすくなり

指名が取りやすくなっていくでしょう。

 

③太客が急増するブランディング

今、お店で活躍されている方やNo.1になりたい方にぜひやってほしいことが

太客を増やすブランディング

です。

その方法は

一番だった本指名様を1日1人だけ日記で褒める

というブランディングです。

例:日記の趣旨↓

「今日一番優しかった本指名様は○○さんでした」

「今日一番イかせてくれた本指名様は○○さんでした」

その日一番だったお客様は日記で褒められるので特別感を得ることができます。

さらに褒められなかったお客様は負けず嫌いの方であれば

「次は一番になろう」

とロングコースでの指名や貸切を狙います。

つまり

太客たちがライバルを意識してどんどん単価を上げ、細客たちは去っていく

というブランディングになります。

また

「人気の女の子なら日記で褒めてもらえなくても遊んでみたい」

というお客さんは途切れないので

客入りが減る心配もありません。

ちなみに同じブランディングがホストクラブでも行われていることに気づいたあなたは優秀。

そう、ラスソンも同じ原理です。

 

〈おわりに〉

エンリケさんは著書の最後でこう語ります。

もしこの先私が失敗してお金も会社も失ったとしても知識と経験と人脈はなくならない。失っていけないのは、お金じゃなくて信頼だよ。

とりあえず全てがなくなったら私は今までの経験値を生かしてバイトして資金を貯める。とにかくあきらめないことが大切だよ。(p239)

エンリケさんは万が一事業で失敗することがあっても持ち前の神業や積み重ねてきた経験値、人脈で再び成功者になれるでしょう。

エンリケさんがキャバ嬢として爆発的に成功できたのはなぜか?

それは

長い下積み期間で諦めることなくお客様のデータを積み上げてきた

からと考えています。

つまり、エンリケさんはキャバ嬢として

お金以上に大事な成功する方法

を手に入れているのです。

 

成功する方法を手に入れてしまえば人生がどう転ぼうと成功する人生だけが待っている。

一方、お金は手に入れても一度の失敗で全てパァになってしまう。

 

あなたが風俗の仕事で手に入れたいのは

お金ですか?

それとも

成功する方法ですか?

 

今回のブログはここまで!
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