顔はイマイチなのにナゼあの子はそんなに人気なの?
「容姿が特別優れているわけではないのにどうしてあの子そんなに人気なの?」
お店のNo.1がどこにでもいそうな女性だった、という感想は風俗業界ではよく聞く話である。
ごくありふれた見た目の彼女たちがなぜ男性から人気なのか知りたいですか?
《はじめに》
容姿が優れているわけではないのに人気なのであれば容姿以外の能力の何かが特別優れていることは確かだろう。
風俗で求められる容姿以外の能力と聞いてあなたは何を思い浮かべるだろうか?
私は容姿以外の能力の中で最も強い効果を有するのは“聞く能力”と考えている。
この記事では一冊の本を参考に“聞く能力”をあなたに伝授する。※この記事は5〜10分で読めます
この記事を読み“聞く能力”を身につければあなたも容姿に左右されない強い武器を身につけることができる。
「私、本読むの苦手…」
そんな方でも安心してほしい。
本を活用するには
読む→情報を手に入れる→自分に使える情報に変換する→実際に使う
という手順が必要である。しかし、あなたの使える情報に変換する作業まで私が代わりにやっておいた。あなたはこの記事を読んで実践するだけ。
「私、容姿には自信ないけど男を惚れさせることには自信あるよ」
とあなたが自負できるならこの記事は必要ない。
あなたが普段から意識していることしか書いてないからね。
では始めよう。
『99%の人がしている勘違い』
ほぼ全ての人は聞く行為について勘違いをしている。自分が聞く行為をできていると思い込んでいるために自分の過ちには気付かないのだ。
ただし、「聞く」といっても、ただ漠然と相手の話を耳に入れることではありません。「聞く」という行為は、受動的なものではなく、むしろ極めて能動的な行為です。
“聞ける”状態と“聞く”状態ではその効果に天と地ほどの差が出る。“聞ける状態”は耳に音が入ってきているだけの状態。耳栓がついてなければ誰でもなれる。一方、“聞く状態”とは
【聞くための言葉遣い】
【聞くための環境作り】
【聞くための姿勢】
を意識して初めて成り立つ状態のこと。つまり意識しないとなれないのだ。
あなたは人の話を聞くときに何を意識してますか?
この答えを探すことがこの記事を読む目的の一つである。
『金・セックス・話を聞いてもらう』
そもそも話を聞くという行為にどんな意味があるのかを今のうちに解説しておきたい。
相手を理解するには、2つあります。ひとつは、「相手の話の内容を理解する」こと。 そして、もうひとつは「相手の気持ち(感情)を理解する」ことです。この2つの視点で聞くことができると、相手は深いレベルで「自分が理解された」と感じます。これが本当の「聞く」です。
高いレベルで話を聞くことができると相手に
「自分を理解してくれた」
という気持ちを抱かせることができる。
そのために話を聞くときには
「なにを話したいのか?」
「どんな気持ちなのか?」
に注目すること。
ハーバード大学が約300人の脳をfMRIスキャンして、自分の話をする時、頭のどの部位が刺激されるか調べてみたら、なんとなんと、おいしい食べ物・金・セックスで刺激されるのと全く同じ脳内報酬系(快楽中枢、primary rewards)であることが分かったのです!
人間は自分の話をすると快楽中枢が刺激される:ハーバード大 | ギズモード・ジャパン
また、自分の話をすることは美味しい食べ物を食べたり、お金をもらったり、セックスをしたりすることと同じくらいキモチイイことが分かっている。
食べ物、お金、セックスに依存してしまう人は多い。あなたが聞く能力を磨けば、他人をあなたに依存させることが出来るようになる。
一見、地味に思える聞く能力だが地味ゆえにその能力を身につけようと考える人は少ない。人は「自分がどんな魅力的な人間か」をアピールしたいとき“いかに自分が優れているか”を話したがるからだ。自分の話をするのは聞く状態と最もかけ離れてしまっているし、他人の話なんて人は大体覚えてないのでアピールにはなりづらい。
あなたの魅力を伝えるためにあなたが話す必要はない。あなたが聞くことに集中すればあなたの魅力は充分に伝わる。しかし、自分の魅力を伝えたい気持ちに余裕がない人は“話を聞くことができない”。
“聞く”という能力は余裕のある者だけに与えられた最強のコミュニケーション能力である。
『無意識にやっちゃってませんか?』
今まで話を聞くことについて解説してきたが、ここで聞き下手な人の特徴について話そう。あなたも無意識にやってしまってないか振り返ってほしい。
聞き下手な人の典型は、「相手が話している途中で話を遮る人」です。聞き下手な人の特徴はほかにもあります。 「生返事しかしない人」です。まず相手のほうに顔や身体を向けません。相手が話しかけても「うん、あ、そう」と無関心な生返事しかしません。別のことを考えたりしています。
“話を遮る人は多くの人に嫌われる”という事実を知らないのは話を遮る人だけである。
話を遮ってしまう原因としては
①自分の話をしたい気持ちが強い
②相手の話が最後まで推測できる
ということが考えられる。
①が原因になっている人は、こう考えてほしい。
“自分の話を聞いてほしいなら相手の話を聞くのが一番の近道だ”
この考えは逆説的ではあるが、あなたはなぜ自分の話をしたいのか、を考えてほしい。それは何かを伝えたいからではないのだろうか?人の話を遮って何かを伝えるよりも、人の話をしっかり聞いて気持ちよくなってもらってから何かを伝える方がより伝わりやすいはずだ。
②が原因になっている人は、こう考えてほしい。
“相手の話を理解すること以上に相手の話を聞くことには価値がある”
つまり、相手は何かを伝えたい気持ち以上に話を聞いてほしいという気持ちが大きいということだ。
あなたが話を最後まで推測できたからといって相手が目的を達成できたとは限らない。
同様に、話に意識が向いていない人ほど、話しの意欲を削いでいることに気づいていない。この行為はあなたの聞き手としての印象を地に落とすだろう。あなたに自分の話をしたいと思われなくなってしまうかもしれない。
話に集中できる状況なのであれば、話を聞くことに意識を向ける。そうでなければテキトーに話を聞くよりも「あとでちゃんと聞くね」と手が空く状況を伝えた方がよっぽど印象が良い。
『話を聞くだけで相手にスイッチが入ってしまう話題』
話を聞くことの重要性については充分に理解していただけただろう。ではここからは話を聞くための具体的なテクニックについて解説していく。
人はついつい自分が興味のあることを聞きたくなります。
ひとつ目のポイントは、「相手が話したいテーマを聞く」です。
2つ目のポイントは、「相手の好き嫌いを聞く」です。好き嫌いのテーマは、人間の感情が表れやすいのです。なので、会話に感情が宿り、お互いの好きや嫌いが一致した場合には、互いに親近感を強く感じることができます。
3つ目のポイントは、「相手の悩みを聞く」です。信頼関係を深めるには、悩みを聞いてあげることがとても効果的なのです。
ではどんな話をさせるのが良いのか。
一つ目は、“相手の話したいこと”だ。これに注目するのは簡単なようで実は難しい。
例:「昨日、久しぶりに元カノと叙々苑に行ったんだよ!」
あなたは、この文を見たときにどの部分が“彼の話したいこと”か分かるだろうか?
答えは、“彼の気持ち次第”なのである。
つまり彼の話したいことが【元カノ】のところなのか【叙々苑】のところなのか、もしくは【久しぶりに】のところなのか、それの答えは、その場の状況で異なる。
彼が
【元カノ】について話したいなら、適切な相槌は
「へぇ〜!モテるんだね」
【叙々苑】について話したいなら、
「美味しいよね!」もしくは「私も行ってみたい!」
【久しぶりに】について話したいなら
「そうなんだ!どれくらい久しぶりなの?」
といったように、返すべき言葉はそれぞれの状況で異なる。
相手の話したいことを聞くには、集中して相手がどこに会話のアクセントを置いているかを観察しよう。
二つ目は、“相手の好き嫌い”だ。
好きなものの話をしていて、熱中して喋りすぎてしまう経験はないだろうか?また、嫌いなものの話をして腹が立ってくることはないだろうか?
このように好き嫌い(好み)の話をするとき、それに合わせて人の感情も大きく動く。そして動いた感情が大きいほど、聞いてくれた相手に対して
「私のことを理解してくれた」
と強く感じるようになる。
具体的に好き嫌いの話に話題を移す方法が二つある。
一つは、好きなもの(嫌いなもの)を聞く方法。
例:「昨日、叙々苑行ったんだ」
「そうなんだ!焼肉好きなの?」
もう一つは、なぜそれが好きか(嫌いか)を聞く方法。
例:「オレ、毎日筋トレしてるんだ」
「そうなんだ!どうして毎日してるの?」
会話の流れを壊さずに、相手の好き嫌いに踏み込めるタイミングを是非意識して見つけてほしい。そうすればより深い関係性を築けるはずだ。
三つ目は、“相手の悩み”だ。
大半の人は、他人に自分の悩みは話さない。悩みは自分の弱みであることが多く、そこを否定されたり、雑に扱われたりされたりすると強く傷つくからだ。
なので、基本的に悩みは聞き出すことはできないし、聞こうとしても本音では答えてくれないだろう。しかし、相手が自然と悩みを打ち明けてくれるときは大きなチャンスだ。悩みを打ち明けるということは期待されているということ。いつも以上に話を聞くことに集中すればあなたの印象を大きく上げることができる。
『喋るのが苦手な人に喋ってもらう方法』
話を聞くテクニックと同様に重要なのが“心を開かせること”である。
全てのお客様が最初からあなたに心を開いて、何でもかんでも話してくれるとは限らない。むしろ、初対面の人にはあまり心を開かないお客様の方が、心を開かせるテクニックを活用できないと掴めない(=競合相手が少ない)お客様なので心を開かせるテクニックを蔑ろにしてはいけない。
ではどうすれば心を開かせることができるのか。
それは“相手との共通点”を見つけることである。
『ヒトは自分に似ている人に魅力を感じ、その相手に対しての評価も肯定的になる』
なぜ自分と似ている人に肯定的な評価を与えるのか?まさに自分に似ているからです。ここを否定してしまうと、自分のことも否定することになる。
【心理学】類似性の法則とは? 恋愛・ビジネスでの効果作用 | 『ゾーン状態(自分自身に没頭)』で生涯自由に生きる花月たちのstory
共通点は親近感を湧かせ、安心感を与える。相手が積極的に話すタイプではなさそうなら、まずは共通点を探し、心を開いてもらうこと。
『あなたが話を聞いているときの姿見たことありますか?』
話を聞くときの反応としてよく用いられるのが【うなずき】と【相槌】である。これらは非常に有効な反応ではあるが上手に活用できている人は少ない。
実は「うなずき」と「相槌」は、「最も使える効果的な聞き方(How)」です。
この時、相手の話すペースに合わせて相手の目を見ながらうなずきます。また、相手の感情が強くなった時に大きくうなずいてあげると、さらに相手は聞いてもらった感が高まります。言葉ではなく、感情を共有し合うのです。
「相槌」も「うなずき」と同様に、相手の感情にフォーカスしながら、声のトーンを合わせて呼応します。無関心に生返事するかのように相槌を打つと、逆効果です。
うなずきや相槌は簡単そうに見えて、難しい。相手の感情の変化を捉え、合わせないといけないからである。
感情がまだ弱いときに大きく反応してしまうと相手の“話の勢いを折る”ことになり、感情が強くなったときに弱い反応だと相手に“一人だけ盛り上がってしまっている”と思わせてしまうことになる。
相槌さえすれば、相手は心を開くわけではありません。ポイントは3つあります。
まずひとつ目ですが、「共感を表す短いフレーズを使う」ことです。長いフレーズを使うと、共感されている意識が削がれてしまうので注意が必要になります。
2つ目のポイントは、「具体化のフレーズを使う」ことです。
そして3つ目のポイントは、「本心を聞くフレーズを使う」ことです。この時大切なのは、相手がしばらく無言の状態であっても、言葉を一切挟まずに「ただ待つ」ことです。
相槌をするときに意識すべき三つのポイントを紹介しよう。
一つ目は、“短いフレーズ”を使うこと。
相槌は相手の話を引き出すために行うのであってあなたが話すために行うのではない。長すぎる相槌のフレーズは話を遮ることと同じだ。相槌のフレーズは長くなりすぎないように注意しよう。
二つ目は、“具体化のフレーズ”を使うこと。
つまり、あなたの話をもっと聞きたいという意図が相手に伝われば良い。もし具体化のフレーズが思いつかないなら【5W1H】を使ってみよう。
例:「ご飯食べてきた!」
What/Where:「何食べたの?」
When:「いつ食べてきたの?」
Who:「誰と行ったの?」
Why(何を食べたかわかっている):「どうしてそれを食べようと思ったの?」
How(何を食べたかわかってる):「どうだった?」
ご覧の通り、WhyとHowが最も話を膨らませやすいだろう。なので基本的には「なぜ?」「どうだった?」と話を振ってあげると相手も話しやすい。
三つ目は、本心を聞くフレーズを使うこと。
本心を引き出したいならあえて何も喋らない沈黙も強い武器になる。間を恐れず、相手が言葉を出し切るまで待ってみる勇気も必要だ。
《おわりに》
私には心から崇拝している元風俗嬢の女性がひとりだけいる。出会った頃は彼女も風俗嬢だった。友人として親しくなり何度か食事もした。
“能ある鷹は爪を隠す”
その言葉を体現したような女性だった。彼女は私の話を沢山聞いてくれた。自分のことを話すのが苦手な私が次から次へと自分の話をしてしまった。
“聞く能力”について改めて学ぶと彼女はその能力に特別秀でていたのだと気づかされる。容姿やスタイルも素晴らしい女性だったがそんな優れた外見を差し置いて“聞く能力”が際立っていた。
容姿が優れている、財産が多い。それらの目立つ能力は人から妬まれ、すぐに敵を作る。
“聞く能力”はそれ自体が地味で目立たないため人から妬まれず、敵を作らないが人を魅了し依存させるというノーリスク×ハイリターンの最強の能力である。この記事で紹介したテクニックは聞く能力の氷山の一角でしかないのでこの能力を磨きたい方は是非自分でも勉強してほしい。
では、この記事を読んでくれたあなたの活躍を期待しているよ。また会おう。
《参考書籍》