「日本一売り上げるキャバ嬢の億稼ぐ技術」に学ぶ“超成功者になるための仕事力”
〈はじめに〉
「時間はかかりました。ナンバーワンになるのに○年。私は遅咲きのキャバ嬢なのです。」
夜の業界で働かれている人でエンリケさんを知らない方は恐らくいないでしょう。
しかし、エンリケさんは誰にも知られていない下積み期間の方が長いのです。
今回のブログでは、エンリケさんの著書「日本一売り上げるキャバ嬢の億稼ぐ技術」の内容をピックアップし、要約しました。
歴史に名を残す伝説のキャバ嬢、エンリケさんの仕事論を紹介します。
〈要約編〉(本書からの引用)
超美人のキャストはそれだけで指名が取れますが、私はそのタイプではないことは早い段階で理解していました。私は席について接客して喜んでいただいて初めて稼げるキャバ嬢だと自覚してから、接客や自分の見せ方を研究してここまでやってきました。
ですから、時間はかかりました。ナンバーワンになるのに6年。私は遅咲きのキャバ嬢なのです。
どうしたら最もお客様に喜んでいただけるか、どうしたら席が盛り上がるか、一度来ていただいたお客様からまた指名されるにはどうしたらいいか、下積み時代につくった私なりのやり方で、コツコツ少しずつ上ってきました。
経験から得たやり方って、一度覚えたら身に付いて、消える事はありません。(p31〜32)
→自分のタイプにあった仕事のやり方が存在する。また経験から得たノウハウは、一生忘れない。
私はいつも“勝ち組になる”ことをめざしています。“勝ち組になる”とは、仕事で結果を出すこと。そのためにはいつも平常心でいることが大事です。
私はいやなことがあったときほど、ネガティブな感情に流されず、何事もなかったかのように堂々とふるまい、平常心を保ち、笑顔でいることを心がけています。
楽しいときに笑顔でいられるのは当たり前のこと。いやなことがあったときに、笑顔でいられる人がプロです。
ここまでできるようになるには、時間と経験の積み重ねが必要でしょう。そして、日々、「平常心でいよう」、「つらいときほど笑っていよう」という覚悟も私を支えてくれたと思います。(p47〜49)
→仕事で結果を出すには、平常心を保つことが大事。そのためには経験を積み、プロとしての覚悟を持つこと。
最終的にモノを言うのは人間性ではないかと思います。なぜなら、キャバクラに来るお客様、特に「アールズカフェ」のような高級店にいらっしゃる方は、キャストより年齢も上で人生経験があり、その分、取引先の方や同僚、先輩、後輩などたくさんの人と付き合ってきた人ばかりなので、人を見抜く眼を持っているからです。
こちらが言うことが本音から出たものか、口先だけの言葉なのかは、すぐにわかる方ばかりだと思って間違いありません。
小手先で接客しても、本当にお客様に向き合っているのかどうかは、すぐに見抜かれてしまいます。お客様はお酒を飲みながらでも、自然とキャストの本質を見ているので、だますことができません。
だまそうと思っても人生のキャリアが違うのでだませませんし、もし、だまされたと思っても、それはだまされたふりをしているのであって、本当はこちらの本性をわかっているのだと思います。(p92〜93)
→良いお客様は、充分に人生経験を積んでいるので小手先の接客をしてもガッカリされてしまう。結局は、自分の人間性を磨き、それで勝負するしかない。
お客様との会話のしかたのキーワードは臨機応変です。つまり接客とは人間観察なんですよね。
今、私のところには、SNSで私のことを知って来店される、比較的若い世代のお客様が増えています。
その方たちは、“いつも元気で、はっちゃけているエンリケ”に会いに来るのですから、そのとおりに、「元気ぃ?ご指名ありがとう〜‼︎エンリケだよ〜ぉ」みたいなノリで入っていきます。
逆に、少し年が上の方に対しては、少しマジメな感じで、静かにご挨拶していって、じっくりとお話をうかがうこともあります。
すると、「へぇ、案外きちんとしているんだね」と感心されたり、ちょっと口の悪い方になると、「もっとアホかと思っていたよ」と、褒めてくださったりします(笑)。
このように、お客様によって接客はバリエーションをつけて変えていくのが賢いキャストです。多くの接客のバリエーションを持っていて、お客様によってどんどん変えていく、多くのテクニックを持っていないとできません。
見ていると、稼げないキャストは、どの人に対しても同じパターンで接客しているように思います。経験を積んで、違うやり方を増やしていくのが稼げるキャストだと思います。(p108〜110)
→接客は、お客様の求める姿によって使い分けるべきだ。
今のお店に移ったのですが、他のキャバクラと比べて、お給料は決して高くありませんでした。
でも、とても流行っていて、お客様がたくさん来店される華やかな人気店でした。このお店で私は、“日本一売り上げるキャバ嬢”と呼ばれるまでに成長できました。この体験から、とにかく大きなところで働くことが大事と思っています。
収入も最初は低くても、そこでお金や形にならないものが得られるなら、それが後々に稼げる力になります。長い目で見て職場を選ぶのが賢い方法です。(p199〜200)
→一時的な収入ではなく、“成長できるかどうか”という長い視点で職場を選ぶ。それが後々さらに大きな金額を稼ぐ力になる。
〈要約編まとめ〉
①経験から得たノウハウは一生の財産になる
②プロならいかなる時でも平常心を保つ
④接客は臨機応変に
⑤職場に求めるものは成長できる場かどうか
〈おわりに〉
エンリケさんはナンバーワンになるという目標を達成するために6年もの歳月を費やしました。
しかし、人生はまだまだ続きます。
下積み時代に経験した辛い思いが、今後の人生の辛い局面を乗り越える糧になります。
逆に、簡単に成功した人は、その後の人生で辛い局面を迎えたとき挫折してしまうでしょう。
辛いことに立ち向かうことも人生には必要なのですね。
「NARUTO-ナルト-68巻より」
本書では“エンリケさんの仕事術”が他にも沢山載っています。是非お仕事の参考にしてみてください。
今回のブログはここまで!
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