”お客様を太客に育て上げる洗脳力”(ブラックマーケティング)

〈はじめに〉

風俗で働いている方なら一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか。

「毎週指名で通ってくれて、私の欲しいものを何でも貢いでくれるお客さんいないかなぁ〜」

もちろん願うだけでは叶いませんが、そういったお客様を作り上げることは可能です。

 

今回のブログでは、中野信子さんと鳥山正博さんの著者「ブラックマーケティング」の内容をピックアップし、要約。そして風俗のお仕事で応用できるように解説しました。

このブログを読めばあなたも一途に追いかけてくれる太客を作り上げることができます。

 

〈要約編〉(本書からの引用)

自分自身の生活を少し振り返ってみてください。たとえば、一度も袖を通す機会が訪れないまま、クローゼットにしまいこんである洋服があったりしませんか?

もちろん、最初から不要だとわかっている商品をわざわざ買う人はいません。買い物をしたときの脳は、その商品を間違いなく自分のものにしたいと考えたはずです。にもかかわらず、買った後ですっきり興味を失ってしまうようなことも現実には起こる

現代社会における人の行動のほとんどは「誰かが仕掛けた意図」に左右されていると言ったほうが正しいといえるでしょう。(p4〜5)

→本当は必要のないものでも、脳が必要と判断して購入に至ることがある。

 

人との結びつきが遮断され、孤立するような場面に置かれると、脳内はセロトニン不足に陥りやすくなります。そして、焦りや不安を感じたのは、思考力や判断力が著しく低下します。

そういう状態に引きずり込まれた脳は、他者の意のままに操られたり、いとも簡単にだまされたりする危険が高くなります。(p49)

→人は焦りを感じるとセロトニン不足へと陥る。セロトニンが不足すると判断力が低下し、操られやすくなる。

 

商品のパッケージに印刷された「期間限定」と言う文字。あるいは、ネットショップで見かける「残り二点、お早めに」といった告知。こういったメッセージが商品購入を決める最後の一押しになった経験は、誰にでも一度や二度はあるのではないでしょうか。

「今、買わないと後悔するかもしれない」と言う思いに駆り立てられて商品を買ったのだとしたら、“焦り”につけ込む売り手の戦術にはまってしまったといえるかもしれません。(p50〜51)

→希少性をアピールすることで、買い手の焦りを引き起こすことができる。

 

ドーパミンは「自分へのご褒美」として分泌される物質ですから、何らかの“リスク”や“努力”を伴って得た結果の方が脳にとってはより大きな快感になります。(p91)

 

「出るか、でないか、わからない」と言う状況がドーパミンの動態を変化させ、出るまでやめられなくなると言う習性が一定数の個体には備わっているということです。(p98)

ドーパミンは何かを達成したときに分泌される。またドーパミンの分泌量は、その際に必要な努力やリスクに比例する。

結果が得られるときも、そうでないときも両方経験することで結果が得られるまで続けてしまうようになる人もいる。

 

ギャンブルやゲームが止められなくなった人の多くは、「やめたい」と言う意思がありながら「やめられない」日々を過ごしています。(p113)

ドーパミンの快楽に支配されてしまった脳の暴走は、意志の力で止めることがとても難しいのです。(p114)

ドーパミンの快楽に支配されてしまった場合、自分の意志だけで原因を断つことは難しい。

 

オキシトシンの働きの最大の特徴は、人間関係に影響を及ぼすことです。

その効果が人間関係の中で発揮されると、どうなるでしょうか?初対面の相手でも恐怖を感じることなく、積極的にコミュニケーションが取れるようになります。(p123)

コミュニケーションから得た相手に関する情報も、オキシトシンがたくさん出ていればそれだけ強く海馬に記憶されます。(p124)

オキシトシンはコミュニケーションを円滑にし、相手の記憶に残りやすくする。

 

ただ手を握るよりも、両手で包み込むように手を握って大きく振った方がオキシトシンが多く分泌される(p141)

男女の関係は1回目のセックスを契機に一気に深くなります。これはオキシトシンの働きでも説明できます。女性は子宮頸部を刺激されるとオキシトシンの分泌が促進されます。女性ほどオキシトシンの影響受けない男性も、射精の瞬間はオキシトシンが放出されることがわかっています。

セックスで愛と絆のホルモンを放出した脳は、相手に対して安心感を抱くようになります。警戒心は解け、依存心が膨らみます。そういう関係ができてしまうと、脳は相手の言動を疑わなくなります。(p149)

→分泌されるオキシトシンの量は体の触れ合いの密度に比例する。またオキシトシンは相手に警戒心を失わせる効果もある。

 

〈要約編まとめ〉

①人は焦りを感じるとセロトニンが不足する。セロトニン不足になると判断力が低下する。(誤った判断をするようになる)また希少性をアピールすると焦りを感じさせやすい。

 

ドーパミンは何かを達成したときに分泌される。またその分泌力はそれを達成するときのリスクに比例する。ドーパミン中毒者は自分の意志だけで原因となっている行動を制御することは難しい。

 

オキシトシンの分泌力は体の触れ合いの密度に比例する。オキシトシンは相手に警戒心を失わせ、コミュニケーションを円滑にする。またオキシトシンが分泌されたコミュニケーションは記憶にも残りやすい。

 

〈応用編〉

セロトニン不足を利用する】

例:『生理前だからムラムラしていることを伝える』

「生理前でいつもの10倍ムラムラしてる🤯この時期に遊びに来るお兄さんはいつもの10倍濃厚に遊べるからオトク🤤エロすぎてごめんね😘」

と写メ日記やSNSでアピールすればお客様の不安を煽ることができる。

「今だったら楽しく遊べる。そして、このタイミングを逃したら次は来月まで待たないといけない」

と冷静な判断をできなくさせることで予約に繋げられます。

 

オキシトシンを利用する】

例:『なるべく早く体の距離を縮める』

「無口だな〜」と思っていたお客様が、プレイが終わってからやけに饒舌になった、という経験はありませんか?まさにそれがオキシトシンの効果です。

その状態は、リラックスして気持ちよく自分のことを話しています。一方、初対面でプレイをする前のお客様は非常に緊張しており、話したいことも話せない状態です。

さて、ここで質問です。どちらの状態がお客様にとって気持ち良い状態でしょうか?

考えるまでもなくリラックスして自分のことを話せている状態ですよね。

では、次のステップです。

プレイを始める前に雑談をするのと、プレイが終わった後に雑談するのではどちらがお客様に満足してもらいやすいでしょうか?

そうです。プレイの後に雑談をした方がお客様の満足度は高くなるのです。

緊張した状態のまま、雑談をして話したいことも話せずプレイが終われば残り時間もわずか…

という状況よりも

プレイから始めてオキシトシンを充分に分泌させて警戒心を解いてから残った時間でゆっくり雑談する方がお客様の本音を聞きやすいと言えます。

つまり、なるべく早く体の距離を縮めることでお客様との親密度を早く高めることができるのです。

そして初対面での親密度が高い方ほど本指名として選ばれやすい、ということは説明するまでもありませんね。

 

ドーパミンを利用する】

例:『相手の頑張りに対してご褒美をあげたり、あげなかったりする』

たとえば、一度本指名で来てくれたら電話をかけて話してあげる。週一以上のペースで遊びに来てくれたらたまに食事やデートに誘ってあげる。

こうすることで、お客様は「自分の頑張りのお陰で好きになってくれそう」と勘違いします。

そして大事なのが、完全には手に入ったとは思わせないこと。ご褒美(好意のアピール)が手に入ったり、入らなかったりすることでお客様はあなたを好きにさせようと更に頑張ります。気づいたときにはもう、その頑張りが無意識になって止められなくなります。

注意してほしいのは、電話やデートの際に「お店に来てほしい」とは絶対に言わないこと。電話やデートがご褒美から営業になってしまいます。お客様はご褒美のために頑張れるのであって営業のためには頑張れません。

 

〈おわりに〉

セロトニン不足によって、出会いのきっかけを作る。

オキシトシンによって、出会いを特別な存在に変える。

ドーパミンによって、存在に依存させる。

脳に直接働きかける接客術は非常に効果が強く、無意識下で働くので風俗慣れしているお客様でも簡単にオトすことができます。

「この人、絶対に私のお客様にしたい!」

といったここぞのときに是非ご利用下さいませ。

 

今回のブログはここまで!
内容は覚えられましたか?
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私が要約を添削して正しく覚えられているかチェックしてコメントしますよ🤔

次回のブログもお楽しみに!

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